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2025/07/14

【試験実施例5】コラーゲン収縮評価試験:ヒト由来線維芽細胞を用いたコラーゲン収縮促進・抑制効果測定

コラーゲンは、肌のハリや弾力を保つ重要な成分です。加齢や紫外線、酸化ストレスなどによりコラーゲンが劣化すると、シワやたるみといった肌の老化現象を引き起こします。
 
本試験では、ヒト由来線維芽細胞を混合したコラーゲンゲルを用い、被験物質のコラーゲン収縮促進・抑制効果を評価します。線維芽細胞は、コラーゲン線維を束ねることでゲルを収縮させ、肌の弾力や創傷治癒における組織修復過程を再現します。このコラーゲンゲル収縮は、抗シワ、抗老化、肌弾力、創傷治癒効果を評価する上で重要な指標となります。

一方で、線維芽細胞の過剰な収縮は、瘢痕やケロイドなどの皮膚創傷治癒異常を引き起こす可能性もあります。

試験例
線維芽細胞を含むコラーゲンゲルは、線維芽細胞を含まないコラーゲンゲルと比較して、明らかに収縮されました。
さらに、被験物質A~Cの中で、被験物質AとBを添加したコラーゲンゲルでは、より顕著な収縮が認められました (当所のオリジナルデータ)。

応用例
本試験は、美肌、抗シワ、抗老化、肌弾力向上効果を持つ化粧品、化粧品原料、健康食品などの有効成分開発に役立ちます。
具体的には、以下のような評価が可能です。

抗シワ、抗たるみ効果の評価:シワやたるみを抑制し、肌の弾力を向上させる成分の探索
創傷収縮の抑制効果の評価:瘢痕やケロイドなど皮膚創傷治癒異常の抑制効果を持つ成分の探索
線維症抑制効果の評価:肺線維症や肝線維症などの線維化疾患に対する抑制効果の評価

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コラーゲン, 線維芽細胞, コラーゲン収縮, 抗シワ, 抗老化, 肌弾力, 創傷治癒, 美肌, 化粧品原料, 健康食品

 

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