obmブログ | 大阪バイオメディカル専門学校
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1/8(木) 第2回ピペットコンテスト

みんさん明けましておめでとうございます
バイオ学科講師の清水です。

2009年がいよいよ始まりました。
学生たちは...早くも今週5日から、授業を受けております。
そして、実習では『第2回ピペットコンテスト』を行いました

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まず、ピペットとは
マイクロリットル単位(1 mLの1/1000)の量を量りとることができる機器です。

『ピペットコンテスト』では、このピペットを使って同じ色素ボリュームを量ったり、色素の希釈率を変えて量ります。ピペット操作の正確性と再現性が求められる技術です。



blogPhotoそして、これを96ウェルプレートに移してプレートリーダーで吸光度を測定します。

多少の色の濃さの違いも数値で表れます。
左端の列を見てください。一見すべてのウェルが同じ濃さの色に見えますね。
しかし、これが少しずつびみょ〜に異なっているのです。
これが正確性や再現性が問われるところなのです。

得られた結果をExcelで処理し、レポートを提出します

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まずは、1年生が挑戦です。

昨年4月に入学してきた彼ら、もちろんこのピペットも、ほとんどの子が初めて見たり触ったりした機器でした
はじめはこわごわ触っていたピペットも、実習を始めてから10ヵ月ずいぶん正確に量りとれるようになってきましたね



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昨日は2年生が挑戦しました。
2年生は後期に入ってから数ヶ月間ずっとELISA法を行ってきたので、ピペット操作はどの学年にも負けたくないという意地があります
操作中もデータ処理をする間もみんな真剣です。
さすが2年生というデータをみんな提出してくれていました。



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さて、明日はいよいよ真打3年生がピペットコンテストに挑戦します。
今回は1年生も2年生も腕を上げてきていますから3年生も負けていられませんね

『ピペットコンテスト』の結果はまた、来週にお届けします。みなさんお楽しみに
DATE:1/8(木) By 清水

12/24(水) マイクロプレートが恋人

大変お久しぶりです。バイオ学科講師の清水です。
今年もいよいよ残すところあと一週間となりました。
しかも今日はX'mas Eveですねみなさんは如何お過ごしですか?

blogPhoto一昨日22日(Mon)に無事今年の授業が終了しましたが、バイオ学科2年生の荒木くん,井上くん,宮本くんは、クリスマスイブだというのに、実験に燃えて登校してきました

2年生が現在取り組んでいる『ELISA法による製品中のOVA(卵アレルギーの原因物質)の測定』は大変シビアな実験で、再現性のあるデータを出すのに一苦労なのです。

blogPhoto今年中に何とか実験のメドをつけようと、休み中にも関わらず頑張っています。
もしかして彼らは、マイクロプレートに恋をしてしまったのかもしれません(笑)
宮本くん「恋人だったらもっと愛情を持ったデータをだしてくれ
荒木くん「結果が冷たすぎるよ
井上くん「ツンデレもいいところだよ

なかなか手厳しい恋人のようです

blogPhotoイブのデータから、製品中に大量のOVAが含まれていることは確認できましたが、定量性にまだ難があり、今年中に結果を出すと張り切っていました。

今夜は、『マイクロプレートと共に聖しこの夜』でしょうか...。

(^▽^)大塚です。このようにobmのバイオ学科の学生は、自主的に課題にチャレンジしています。

DATE:12/24(水) By 清水

12/3(水) 目指せマスター・オブ・ELISA

こんにちはバイオ学科講師の清水です。
いよいよ12月にはいりましたね。皆さん風邪など引かれていませんか?

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さて、現在バイオ学科2年生の実習で製品中の卵アレルギーの原因物質であるOVAの量を測定を行っています。以前からこのELISA法はバイオ学科の実習風景で取り上げているのですが、この実験操作大変シビアなのです

皆、全く同じに調製した試薬,実験器具を用いて実験を行います。
そう、違うのはサンプルとなる製品と学生だけ...
ピペット(マイクロリットル単位の溶液量を量り取れる実験器具です)操作を如何に正確に行うかがとなります。


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最後に反応溶液を加え発色が確認できたら、いよいよ測定の時
プレートリーダーに96wellプレートを入れ測定します。
測定時間は1分10秒。
この短い時間が学生のみんなにとって大変ドキドキ
どんな結果が得られるかな?
ミスをしていないかな?
色々なことが頭をよぎっていきます。



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今回の実験の結果が出ました
最後は、データ処理です。
プレートリーダーで得られた数値をパソコンでデータ処理します。
スタンダード(標準曲線)はきれいに引けましたね。
このスタンダードを元に製品中のOVAを定量していきます。
やっぱり、チーズケーキの中にはたくさんOVAが含まれているようです
高級ハムにはOVAは含まれていないようです


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今回は、井上くんとW山田くん(成美くんと浩人くんです)が特に正確な測定結果を出しました
成実くんはELISAで常に確実なデータを出しているので2年生みんなの競争心に火がついています。
みんな確実なデータを出したくて一生懸命です。
今日も3年生の山根くんからELISAのポイントをアドバイスしてもらい、早速実行している学生もいました。

今年残りあと一ヶ月。
元気に一生懸命実習に勉強に取り組んでいってもらいたいですね
DATE:12/3(水) By 清水

11/27(木) イベントがいっぱい!!でした。

こんにちは。バイオ学科講師の清水です

日毎寒くなる一方ですが、そんな中熱い毎日を送っているobmの学生たちです。

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先週は、バイオ学科学科長の大塚先生のバースデイweekでした。
バイオ学科1年生〜3年生まですべての学年の学生が大塚先生のお誕生日をお祝いをしてくれました。
ちなみにこの写真は2年生の学生と一緒に撮りました
いつも笑顔の大塚先生ですが、今日はいつにも増して笑顔の大塚先生ですね。



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そして、22日の土曜日は学園祭がありました
ステージの上ではアームレスリングをしたり、歌ったり男装、女装したりと大忙し
地下ホールの食べ物コーナーでも大忙し


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学園祭の最後はバイオ学科1年生と健康バイオ学科1年生と大塚先生とで記念撮影
みんな個々に思い出に残るイベントだったのではないでしょうか





DATE:11/27(木) By 清水

11/19(水) 今週のバイオ学科

こんにちは。バイオ学科講師の清水です。
blogPhoto今週に入りずいぶん寒くなりましたね
今月もobmの学生たちは勉強に行事に頑張っています
まず、1年生は...?
(▽  みなさんこんにちわ久々登場の河合です。
後期に入り「食品栄養学」の授業を頑張っています。
この授業では、個人で一つの食品を調べ食品の栄養価や調理法等を発表しています。
発表後は、個々が調べた食品に対して担当の花田先生が、詳しく説明してくださいました丁寧でとてもわかりやすいです。


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それでは、2年生は...?
(ω こんにちは、荒木です。
僕たちはいよいよ始まる就職活動に向けて面接練習を行っています。
今週は理事長に集団面接の極意を教えていただきました。
本番前にみんな緊張の面持ちです

3年生は...?
(◎◎こんにちは、3年生の芝池です。
今日は卒業アルバムの写真撮影を行いました。
どんなアルバムに仕上がるんでしょうか


blogPhotoそして11/22(土)は、いよいよobmの学園祭が開催します
(ω またまた登場の荒木です。
僕たちバイオ学科2年生は「made喫茶」を開きます。
お勧めはヨーグルト
ヨーグルトの中にはこんなに可愛い乳酸菌がいます(写真参照)
隣の実習室では、顕微鏡で観察もできますよ
ね。河合くん





blogPhoto(▽ はい、荒木さん。
僕たち1年生が顕微鏡操作の説明を丁寧に行います。
興味のある方ぜひぜひご参加くださいね。お待ちしています

DATE:11/19(水) By 清水

11/5(水) 製品の取り扱いには十分ご注意を

こんにちは。バイオ学科講師の清水です。
11月に入り秋も深まってきましたね

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さて、本日の2年生の実習では、以前からご紹介しているobmで確立したELISAによるOVA(オボアルブミンという卵アレルギーの原因物質です)の測定法を用いて、製品中にOVAがどのくらい含まれているか定量をしました。

マシュマロ、かまぼこ、アイスクリーム、チョコレート等様々な製品を用いました。


あっ尾崎さんがいました。尾崎さんはどんな製品を測定したのかな


blogPhoto(@_@)みなさんこんにちは
久しぶりに登場の尾崎です
皆さんご存知でしたか
なんと風邪薬の中にもOVAが入っているようです
今回、私はOVAの測定サンプルとして風邪薬を選びました。
風邪薬の成分として含まれている、「塩化リゾチウム」は、風邪の諸症状であるのどの痛みや鼻づまり等を抑える消炎酵素剤として用いられています。
この塩化リゾチウムが卵から精製されているということを調べました。
そこで、風邪薬中のOVAを測定しようと思ったのです。
結果は...やはりOVAが入っていると考えられました。

そこで、風邪薬のパッケージを確認すると、注意書きのところに以下のように書かれていました。

次の人は服用しないでください。
本剤または鶏卵によるアレルギー症状を起こしたことがある人。

薬局で風邪薬を求めるときに、何もアレルギー症状を聞かれずに購入することができました。
十分に自分のことを認識して製品を購入しないととっても危険なんだと思いました。

(^▽^)こんにちは、学科長の大塚です。
ELISAは、重要な測定法の一種です。食品添加物、医薬品、あるいは病原微生物の検査に使われています。
将来、ELISAは技術者にとって重要なものとなるでしょう。


DATE:11/5(水) By 清水

10/29(水) オープンキャンパスのある一日

こんにちはかなりお久しぶりです。バイオ学科講師の清水です。
今回はオープンキャンパスの様子と、その後の出来事についてお話します。

先週の日曜日の26日にobmのオープンキャンパスがありました。

授業内容は「医薬品ができるまで
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某大手製薬会社で研究員をされていた大塚学科長に、製造する医薬品を見つけ、上市される(医薬品として製造することを認められ、実際に医薬品として市場に出ること)までの講演をしていただきました。また、専門学校卒業生が医薬品の開発・研究過程で、仕事としてどのように関われるのかということを話してくださいました。



blogPhoto今回オープンキャンパスに参加してくださった学生さんにとっては、卒業後の具体的な職種や、進路を確認できたのではないでしょうか。
オープンキャンパスのお手伝いに参加してくれたバイオ学科1年生は、自分の「進路を考えるのに良い機会でした」と話してくれました。




blogPhoto大塚先生の講演の後は、obmバイオ学科卒業生の上間さんと束川くんによる講演でした。
2人とも、今年の3月にobmを卒業し、現在はバイオ関連の会社で働いています
就職先の仕事内容や、obmでの学生生活、現在の仕事に活かされていることについて話してくれました。
束川くんを見る大塚先生の目が優しく、とっても嬉しそうでした。
大塚先生はobmの学生にとって本当にお父さんのような存在ですね。



blogPhotoオープンキャンパスが終わった後は、obmがある島之内の町内会主催で開かれたフリーマーケットに参加!!
昨年もバイオ学科は参加させていただきましたが、今回は学生も参加しました。
フリーマーケットでの出し物は、「臓器当てクイズ」と題して、ラットの心臓、肺臓、肝臓、脾臓、腎臓の5種類の臓器を標本にしたものを顕微鏡により観察してもらい、どの臓器か?を当ててもらいます。


ここで1年生が大活躍
blogPhoto普段はどちらかと言えばおとなしい?田中くんや西村くんが、前期に実習で学んだことを思い出して、小さな子供さんからお年寄りまで丁寧に説明してくれました。
入学から半年経ちましたが、彼らの成長ぶりを嬉しく思い、とても有意義な一日でした

さて、この「臓器当てクイズ」を来月22日のobm学園祭でも行います。
もちろんバイオ学科1年生プレゼンツです。
興味のある方はぜひご参加くださいね。
(▽ 全て当てた方には...がありますっ。河合でした

DATE:10/29(水) By 清水

10/9(木) ノーベル化学賞から黒魔術...。

こんにちはバイオ学科講師の清水です。
すっかり秋めいてきましたね。

さて、今週もバイオ学科1年生の実習の様子をお伝えします。

blogPhotoところで昨日、オワンクラゲから緑色蛍光たんぱく質(GFP)を発見した下村脩氏がノーベル化学賞受賞したことは大変話題になっていますね。
実は、現1年生の実習は正にそのGFPを発現する遺伝子を組み込んだplasmid DNAを用いて実験をおこなっているのです


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まず基本操作として今日は、先週精製したplasmid DNAをアガロースゲル電気泳動という手法を用いて、分子量に応じて分離します。

plasimd DNAをアガロースゲルという寒天に注入します。
このときゲルにはウェルという小さな溝を作っています。
ここにplasmid DNAを入れます



blogPhoto泳動緩衝液の入った泳動槽にゲルを入れ、泳動開始
plasmid DNAはリン酸基の-電荷を持つため、+極の方に流れていきます。
泳動の目安となる色素が3/4程度まで移動するとO.K.

このままではplasmid DNAが確認できないので、このゲルを紫外線照射すると...plasmid DNAのバンドが光ります。


blogPhoto(⊇∀⊆)こんにちは1年生の白川です。
先生紫外線を照射すると、どうしてplasmid DNAが光るんですか?

(>_<)いい質問ですね。
実は泳動緩衝液の中にエチジウムブロマイド(蛍光物質)という試薬を加えています。
このエチジウムブロマイドとplasmid DNAが結合したために、紫外線を照射するとplasmid DNAが光って確認できるのです。

(∀ こんにちは同じく1年生の前国藤です。
先生、紫外線を照射するときは部屋を暗くするんですよね。

(>_<)そうですね。そして、何より紫外線照射装置を使っているときは、紫外線を直視しないこと必ずシールドをしてから操作を行いましょうね。

(∀ &(⊇∀⊆)暗い部屋で紫外線を照射していると黒魔術みたいねblogPhoto

(▽ 河合召還されました
  
(∀ &(⊇∀⊆)誰も召還してないわ
呼ぶなら渋〜いふっちー(ウェルにplamid DNAを注入しているのが古内くんです)よね

(▽ そんな〜
DATE:10/9(木) By 清水

10/1(水) DNA抽出

お久しぶりです。バイオ学科講師の清水です。
今日は1年生が大腸菌のplasmid DNAの抽出を行っています。その様子をお伝えします。

「plasmid DNA」という言葉をご存知ですか?plasmid DNAとは、大腸菌の中にあるDNAとは別に独立したDNAです。このplasmid DNAを用いた遺伝子組換えや形質転換技術が様々な分野に応用されています。

さて、このplasmid DNAの抽出法とは...

blogPhoto大腸菌をいっぱい増やします。

大腸菌にアルカリ溶液を加えて、細胞膜を壊しplasmid DNAを溶出させます。

酸性溶液を加えて中性にします。

RNaseを加えてRNAを除去します。

フェノールという有機溶媒試薬を加えてタンパク質を除去します。

最後にエタノールを加えて、plasmid DNAを沈殿させ回収します。


blogPhotoこの後、分光光度計という機器を使って、
plasmid DNAの定量(どのくらいの量のplasmid DNAを回収できたのか)と
plasmid DNAの純度(不純物が入っていないか)を計算します。

さて、1年生はplasmid DNAを回収できたのでしょうか
(>_<)霜出くんどうですか?

▽^;)初めてDNAを見ました白かったです。
   ただ、plasmid DNAの純度があまり良くなかったので残念デス。
   来週もう一度行うので絶対きれいなplasmid DNAをとるぞ

(>_<)うん、うん。次回も頑張りましょうね。
DATE:10/1(水) By 清水

9/17(水) 血・・・再び

こんにちは。バイオ学科講師の清水です。
昨日よりいよいよ後期授業がはじまりました。
今日は2年生の実習初日です。夏休みにプレ実験を行っておいた血液学実習を行いました。
では、実習の様子を先週のオープンキャンパスでも大活躍のバイオ学科2年の荒木くんにお願いしましょう。荒木くんお願いね

blogPhotoどーも荒木です
今回はそれぞれ自分の血液をギムザ染色液で染色し、顕微鏡で見ました。
指の先から血液を採取したのですが、人によっては血を採るのが怖い人も居たので、そんな人は友達にもらったり、先生からもらったりした人も居ました。
 多くの人は「自分の血液がどんなものなのかを見たい」という探究心が怖さよりも強かったのか頑張って血を採りましたよ。
 血液の中には、多くの赤血球の中に好中球、好塩基球、好酸球、血小板、マクロファージ、リンパ球、などなどいろんなものが見れ、またそれぞれで記号や数字に似た様々な形(とかも)を持っていてみんなハイテンションで観察を行いました。blogPhoto

11月8日(土)14:00〜オープンキャンパスで「ヒトの血液を観察しよう」ニいう実験を行います。
興味のある人はぜひぜひ参加してください
荒木と井上がお待ちしてます。

DATE:9/17(水) By 清水

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