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9/7(木) 環境分析に興味のある方は必見水質調査の測定項目解説

環境科学コースを設置しているバイオ学科では、環境分析の実習として、水質調査を行っています


水質調査や分析の実習を行っている学校はありますが、
obmでは、公定法に基づいて、
なんと12種類もの項目を測定しています。
ここまでやっている専門学校、他にないのでは・・・!?
(あったらごめんなさい

環境関連の事業を行われている企業様からも
毎年求人を頂いていて、
環境のお仕事をしている卒業生もたくさんいるんですよ

今回は、一体どんなことを測定しているのか、
測定項目ひとつひとつを解説します

■pH(ピーエイチ:水素イオン濃度指数)
酸性とアルカリ性の度合を示すpH。
pHは水中の化学的作用や生物作用に大きな影響を与え、
強い酸性やアルカリ性の水の中では普通の微生物は活動できません。

BOD(biochemical oxygen demend:生物化学的酸素要求量)
水中の比較的分解されやすい有機物が、
好気性微生物によって酸化分解される時に消費される酸素量のこと。
BODが高い=溶存酸素が欠乏しやすい、ということを表します。
BOD10mg/L以上では悪臭の発生などが現れ始めます。

COD(chemical oxygen demand:化学的酸素要求量)
水中の被酸化物質(主に有機物)の量を酸素量に換算したもの。
BODとともに有機汚濁の指標としてよく用いられます。

SS(suspended solid:浮遊懸濁物質)
水中に懸濁している不溶解性の粒子状物質のこと。
SSが多いと、水の濁りや透明度などの外観が悪くなる、
魚類のエラを塞いで死亡させる、
光の透過を妨げ水中の植物の光合成を阻害する、
といった悪影響を及ぼします。

■DO(dissolved oxygen:溶存酸素)
水中に溶解している酸素のこと。
河川や海域での自浄作用や、水生生物の生活に不可欠なものです。
水が清澄なほどその条件における飽和量に近い量が含まれます。

■大腸菌群数(coliform group bacteria)
大腸菌群とは、大腸菌及び大腸菌とよく似た性質を持つ細菌の総称。
人畜の腸管内に常時生息し、
健康な人間の糞便1g中に10億〜100億存在すると言われています。
し尿汚染の指標として広く用いられています。

全窒素(total nitrogen:T-N)
水中の窒素の総量(窒素ガス含まず)。
富栄養化の指標としてよく使われ、
富栄養化の目安は0.2mg/L程度以上とされています。

全リン(total phosphorus:T-P)
水中のすべてのリン化合物を、
強酸あるいは酸化剤によって
オルトリン酸リンに分解して定量したもの
富栄養化の目安は、T-Pで0.02mg/L程度とされています。

クロロフィルa(chlorophyll a)
光合成細菌を除くすべての緑色植物に含まれるもので、
藻類の存在量の指標となります。

流速
測定地点の川の流れの速さです。

水温
測定地点の水の温度のことです。

気温
測定地点での気温です。

obmでは、道頓堀川の水質調査を継続的に行っている他、
夏休み期間中には、大和川の河川調査など、
フィールドワークも行っています

水の成分分析はオープンキャンパスでも体験できますので、
環境に興味のある方は、
ぜひ参加してみてくださいね




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DATE:9/7(木) By 吉野

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