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9/17(火)
実験にチャレンジ!こどもお仕事体験
大阪市立 中央区民センター(一般財団法人大阪市コミュニティ協会)の方からのご依頼で、
こども向けの
お仕事体験
を開催しました
2日間開催したうち、この日は小学校高学年のみんなに、
生物・化学の分野のお仕事を体験
して頂きました
最初は小手調べ。
凝固点降下現象
を活用して、
冷凍庫を使わずにジュースをアイスに変身
させてみましょう
氷の中に
お塩
をたっぷり入れてかき混ぜます。
普通、水は0℃で固まって氷になりますが、
塩とまじりあうことで固まる温度がもっと低くなる
んです。
これが凝固点降下現象
よーくかきまぜたら、コップにジュースを入れて氷の中に埋めましょう
できあがりをお楽しみに
ここからが本題となる
病理標本作り
です
組織細胞の
包埋(ほうまい)
⇒
薄切(はくせつ)
⇒
染色(せんしょく)
⇒ 顕微鏡で観察
という一連の流れを体験!
みんなには、
かなり難しいことにも挑戦
してもらいました
まずは
包埋(ほうまい)
ちょっと熱いものを触りますので、
青い手袋を装着
実験用のぱつぱつの手袋はちょっぴり着けにくくって、悪戦苦闘している姿も。
でも
なんかかっこいいからみんながんばって着けました
包埋というのは、そのままだとやわらかくて切りにくい
組織片を、パラフィン(ろう)で
固く固める
ための作業のこと。
ピンセットをうまく使ってケースを取ったり、パラフィンを入れたりしました
続く
薄切(はくせつ)
は、パラフィンで固めた組織片を、観察できるように
薄く薄〜く切る
作業のこと
どのくらい薄く切るかというと、なんと
1〓の1/200
くらい
手先の器用さと熟練の技が必要な作業なんです。
誰からやるか、
じゃんけんぽん
みんなやる気満々で一番にやりたいので、
こども理科実験教室では、このじゃんけん大会は恒例
になってます
薄く切るため、この薄切を行う機材
「ミクロトーム」
には、とてもとてもよく切れる刃がついています。
ケガしたりしないよう、
在校生のお兄さんお姉さんがしっかりサポート
してくれました
かなり難しい作業なんですが、上手に薄く切っている
センスのある人もいました
よ
さらに、予定にはなかったのですが、パラフィンで固める代わりに
組織をかちかちに凍らせてから薄切を行う機材「クライオスタット」
にも挑戦
実はこの機材、
病理系実習の機材の中で最も高額な機材
なんです
みんなはその値段に食いついていました
そして最後に
染色(せんしょく)
さっきの工程で薄く切った組織をスライドガラスに載せ、
パラフィンや水分を取り除いたり、観察しやすいように色を付けたり
する作業です。
アルコールや染色液に決まった順番に漬けこんでいって・・・
最後はカバーガラスを糊付けして封入!
これで完成です
★
さっそく観察してみます
みんな
きれいな標本ができていました
よ
一生懸命に実験をしているうちに、
かちかちに固まったアイスもできました
おいしくいただいて、本日は終了。
みんなおつかれさまでした〜
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DATE:9/17(火)
By 広報 今村
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